kiratto-life's blog

二児のママです。大阪から子育てなどを中心に書いています

『うちの子は字が書けない』を読んだ感想。知らないことがいっぱいありました。

 

千葉リョウコさんのコミックエッセイ『うちの子は字が書けない』を読みました。

ディスレクシアは発達性読み書き障害と言って読み書きの能力だけに特に困難を示す症状の障害です。知能には問題はないのです。読み書きの能力だけに限定した障害です。

千葉リョウコさんの息子さんがディスレクシアで『うちの子は字が書けない』はその体験記です。

知ってるつもりでも知らないことが多くて、たくさんの人に読んでほしいと思う本でした。

千葉リョウコ氏の『うちの子は字が書けない』を読んだ感想

ディスレクシアという言葉は聞いたことがあって、わたしの理解は「字が読めるけど字が書けない障害でとても珍しい障害」との認識でした。それがですね、実は珍しい障害ではないのです。

ディスレクシアは40人学級に3人はディスレクシアの子どもがいるぐらい身近な障害

日本の1~6年までを対象とした調査で8%弱がディスレクシアだそうです。決して対象者が少ない珍しい障害ではなく身近な障害です。でも、ディスレクシアという障害自体が知られておらず本人も気づかず大人になることも多いそうです。

障害に気づかず「字が読めるのに書けないのは本人の努力が足りない」と誤解されたままになりがちで、それは先生やお母さんやお父さんなどの身近な周囲の人間だけでなく、本人自身も「自分がダメだから」と悩み苦しんでいるのです。

読めるのに書けないって、本人がとても困っているのに、それが障害だとは思いもつかない気がします。

我が子がディスレクシアだったとしても気づくことができるでしょうか。

ディスレクシアだと気づくための着眼点

ディスレクシアという障害の言葉を知っていても我が子や子供の友達が障害があっても気づける自信がありません。子どもにこういう悩みやつまづきがあればディスレクシアの可能性を考慮してもいいかもしれません。

  • 読み書きの能力だけに特に困難を示す症状
  • 練習しても音読ができない
  • 音読できたとしてもスピードが遅い
  • 漢字や仮名の形を思い出すことが難しい場合

 なんとか気づける自分でいたいです。著者の千葉リョウコさんも子どもの障害に気づけなかったと自分を責めている場面がありました。自分を責めなくてもいい。自分を責めなくてもいいけど、もし同じ立場だったらわたしも自分を責めてしまうだろうなって思います。

自分を責めて落ち込んでいるわけにはいかない。

子どもをサポートするために母は立ち上がった!と表現すると大げさかもしれませんが、わたしにはそう感じました。

いつまでも泣いてばかりいられないんだよ。

発達性読み書き障害、フユくんの場合

 

千葉リョウコさんの息子さんユフくんは読むことはできるけどスピードが遅い。字を思い出して書くことが困難で読めるのに書けない。学校の宿題で漢字練習が1ページ1時間もの長い時間がかかります。

九九は覚えれるのに、漢字の書き取りや黒板の字が写せなかったりと、出来ることと出来ないことの差が大きいです。

 フユくんはどこか障害があるのかもっと支援学級へ通うことになりますが、それでもディスレクシアが原因だとはわからないまま。

ある日、講演会でディスレクシアのことを知り専門家に診断を受けフユ君の困難がディスレクシアだとわかりました。

字を覚えるためのトレーニングが始まります。得意な方法でトレーニングをします。フユ君の得意はトレーニング方法は文章を作って覚える方法でした。

漢字を分解して連想ゲームみたいして覚えるトレーニングカードを親子で作っていきます。親子の二人三脚でコツコツとトレーニングを続けていきます。

頑張っているフユ君ですが、周囲に理解されないこともあります。

『うちの子は字が書けない』を読んで最後に

フユ君の就職の話しで「嫌いじゃないことを仕事にする」って考えが印象に残っています。「好きなことを仕事に」って考えはよく聞く話しですが、好きなことを仕事にするのは難しかったり、自分が何が好きかわからない場合も多々あります。

それよりは「嫌いじゃない」って考えは自分の好きなことより明確でわかりやすいと思います。

ディスレクシアは認知度が低くて気づかない場合が多いです。それだけ悩んでいる人も多いってことだよね。

千葉リョウコさんの実体験に基づいたお話しで解りやすかったです。

ディスレクシアをたくさんの人に知ってほしい。そうすれば障害だと気づかずに見過ごされる人も減ってサポートもできて困っている人が減るきっかけになるかなって思うのです。

 

おしまい