kiratto-life's blog

二児のママです。大阪から子育てなどを中心に書いています

 

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「あなたをずっとずっとあいしてる」を読んだ感想です。作・絵:宮西達也

 

小説や絵本でも、もちろんドラマや映画でも基本的にハッピーエンドが好きです。読んだ後に希望を感じるものが好き。

でもね、この宮西達也氏の絵本、「あなたをずっとずっとあいしてる」はハッピーエンドではありません。「あいしてくれてありがとう」もハッピーエンドではありません。

でもね、だからこそ不変の愛情が伝わってくるというか、込み上げてきて胸につまるものがあります。

「あなたをずっとずっとあいしてる」のあらすじと感想

ある日、マイアサウラのお母さんは卵をみつけ自分の産んだ卵と一緒に育てることにしました。拾った卵から産まれたのは、なんと乱暴者のティラノサウルスでした。

悩んだ末、ティラノサウルスの赤ちゃんを捨てること。でも、やっぱり捨てることなんてできないのです。大切な赤ちゃんなんだから。

まだまだ序盤なんだけど、もうこの時点で母の愛情にホロリときちゃう。

お母さんのマイアサウラは優しい子になってほしいとの気持ちを込めてティラノサウルスにハートと名付けました。マイアサウラの子にはライトと名前を付け、二人は本当の兄弟のように仲良く育ちました。

ハートがライトとお母さんが大好きな赤い実を採りにでかけたときのことです。突然、目をギラつかせたティラノサウルスがとびかかってきました。でも、ハートの外見を見て同じティラノサウルスだとわかると襲うのをやめました。

ハートは初めて見るティラノサウルスに聞きました。

「おじさん だあれ?」

ティラノサウルスはおまえと同じと答えました。

ハートは自分のことをマイアサウラだと思っているので、その答えで目の前のティラノサウルスもマイアサウラだと思って一安心するのです。

でも、、これが大間違い。

マイアサウラの大好物は「赤い実」

ティラノサウルスの大好物は「マイアサウラ」

ティラノサウルスとハートの二人で「おいしいもの」を採りに行く途中でティラノサウルスが昔に大切な大切な卵を無くしてしまった話しをします。

二人の「おいしいもの」が違うことに気づいたハート。自分がマイアサウラじゃなく、ティラノサウルスだと知ってしまったハート。

事実を受け止めきれないハート。

乱暴者で恐ろしいティラノサウルスの子だと知ってしまったハート。

大好きな大好きなお母さんの子どもではないと知ったハートは泣きながら全力でお母さんの元へ走りました。

「かあさん、ぼくはかあさんの子じゃないの?」

お母さんは力いっぱいハートを抱きしめて

「あなたは わたしの大切な子、わたしの宝物のハートよ」

真っ赤な目をしたハート。

「ありがとう、かあさん。ぼくはハートだよね」

そしてハートは走り去り、お母さんたちを守るためにティラノサウルスに襲い掛かりました。

ティラノサウルスは自分の子どもかもしれないハートに襲われ、何もできず、目から涙をこぼしています。

そこで初めてハートはティラノサウルスが自分のお父さんかもしれないと気づきます。

お母さんとライトはあくる日も、そのあくる日もハートを探しましたが見つかりませんでした。

 

なんて言えばいいんだろう。

乱暴者のティラノサウルスだって大事な子どもを失って悲しい思いをしてたのに、せっかくその子供と再会したってのに、子どもからは親子じゃないと否定され。

悲しくて切ないんだけど、

「どんな、あなただって愛しています」お母さんの子どもへの不変の愛が伝わってきてね、もうね、ほんとうにいいお話しです。

2006年に出版された絵本で約10年も前の絵本。すてきな絵本は何年たっても良さは古くならないで新しいままなんだと感じました。

この絵本も子どもが大好きなんだけど、わたしは大人にも積極的に読んでほしいと思います。

特に「最近、感動すること少ないな」って思っているなら、この絵本で思いっきり感動してください(#^.^#) 

 

あなたをずっとずっとあいしてる (絵本の時間)

あなたをずっとずっとあいしてる (絵本の時間)